1. HOME
  2. ブログ
  3. 不動産投資
  4. REIT
  5. ワンルームマンション投資 シミュレーション|実際の収支・利回り・出口戦略をMBAホルダー・FPが検証【2006年版】

BLOG

ブログ

REIT

ワンルームマンション投資 シミュレーション|実際の収支・利回り・出口戦略をMBAホルダー・FPが検証【2006年版】

【2026年版】ワンルームマンション投資 シミュレーション|実際の収支・利回り・出口戦略をMBAホルダー・FPが検証

ワンルームマンション投資本当儲かるの?

不動産投資検討している方なら、一度は気になる疑問ではないでしょうか。

インターネットで検索すると、「不動産投資家賃収入得られる」「ローン利用して資産形成できる」といったメリット紹介される一方で、「毎月赤字になる」「空室になる危険」「売却できない」といった意見もあります。

では、実際のワンルームマンション投資では、どのような収支なるのでしょうか。

今回は、実際に提供された投資用マンション資料参考に物件名を「物件A」、販売会社を「A社」として、具体的な数字を使ってシミュレーションしてみます。

今回注目したいのは、単純「儲かる・儲からない」ではありません

購入時の利回り

毎月のキャッシュフロー

ローン返済

保有期間中の資産形成

将来の売却

まで確認します。

不動産投資は、購入した瞬間ではなく「入口・保有・出口」すべて含めて考えること重要だからです。

※本記事は、提供された物件資料を参考にしたシミュレーションです。実際の投資成果を保証するものではありません。また、物件名・会社名などは匿名化しています。

目次

ワンルームマンション投資 収支シミュレーション実際物件資料を使って】

ワンルームマンション投資 収支シミュレーション【実際の物件資料を使って】

今回使用するのはA社から提供された投資用マンション物件資料です。

資料上では物件価格融資条件月額賃料管理費修繕積立金など投資判断必要となる複数数字記載されています。

今回は、この物件「物件A」として分析します。

今回のシミュレーションで使用する物件A

基本的条件以下とおりです

項目物件A
物件価格2,770万円
手付金10万円
ローン額2,760万円
返済期間35年
金利2.04%
月額賃料78,750円
管理費8,660円/月
修繕積立金3,290円/月
ローン返済額91,996円/月
月収支−25,196円

物件資料では、融資について35年金利2.04%ローン額2,760万円という条件記載されています。また、サブリース賃料78,750円ローン返済額91,996円管理費修繕積立金11,950円月収支−25,196円という計算なっています。

ここではこの資料記載された条件そのまま使って考えていきます。

まずは物件A表面利回り計算してみる

まずは物件Aの表面利回りを計算してみる

不動産投資最初確認したい数字一つ表面利回りです。

物件A月額賃料78,750円です。

年間家賃収入計算すると78,750円 × 12か月=94万5,000円となります。

これを物件価格2,770万円割ります。

94万5,000円 ÷ 2,770万円 × 100=約3.41%

したがって、物件A表面利回りは、約3.41%となります。

ここで「3.41%なら高いのか、低いのか」考えたくなるかもしれません。

しかしここ判断止めていけません。

なぜなら、表面利回り家賃収入物件価格だけ計算した数字だからです。

実際の投資では、ローン返済管理費修繕積立金税金賃貸管理関する費用などさまざま支出発生します。

つまり、表面利回り=投資家の手元に残る利益ではありません。

管理費修繕積立金考える収支どう変わる?

管理費と修繕積立金を考えると収支はどう変わる?

物件Aでは、毎月の管理費が8,660円修繕積立金が3,290円なっています。

合計すると、8,660円+3,290円=11,950円/月です。

年間では、11,950円 × 12か月=14万3,400円となります。

年間家賃収入94万5,000円から管理費・修繕積立金差し引くと94万5,000円-14万3,400円=80万1,600円です。

つまり、家賃収入94万5,000円そのまま投資家の収入なるわけではありません。

ここからさらにローン返済考える必要あります。

物件A実際月間キャッシュフロー確認する

物件Aの実際の月間キャッシュフローを確認する

今回シミュレーションで、最も重要な数字一つ月間キャッシュフローです。

物件資料では、以下のように記載されています

サブリース賃料
+78,750円

ローン返済額

-91,996円

管理費・修繕積立金

-11,950円

月収支

-25,196円

つまり、資料上月間キャッシュフローは、-25,196円です。

年間にすると25,196円 × 12か月=30万2,352円となります。

したがって単純計算では1年間約30万円持ち出しなります。

ここだけ見ると、「毎月2万5,196円赤字なら投資として失敗なのでは?」と考える方もいるでしょう。

しかしここで「失敗」と結論づけるのはまだ早いです。

月2万5,196円赤字ならこの投資失敗なのか?

ここはワンルームマンション投資理解するうえで、非常に重要ポイントです。

なぜならローン返済額9万1,996円すべてが「消えていくお金」ではないからです。

ローン返済には、利息元本含まれています。

元本部分返済すればその分だけ借入残高減少します。

そのため、毎月のキャッシュフロー-25,196円だから投資全体でも毎月25,196円損失発生しているとは単純には言えません。

一方でローン元本減っているから毎月赤字でも問題ないという判断危険です。

毎月持ち出しは、実際サラリーマン公務員など預貯金から出ていく資金だからです。 

キャッシュフロー資産形成分けて考える

ワンルームマンション投資見るときには、① 毎月のキャッシュフローと、② ローン元本の減少による借入残高の変化分けて考える必要があります。

例えば毎月2万円のキャッシュフローマイナスでも、ローン元本それ以上のペース減少しているのであれば資産形成という別の側面あります。

しかし、それでも将来の物件価値下落すれば最終的投資成果変わります。

だからこそキャッシュフローだけでも利回りだけでも判断できないのです。

FP・MBAの視点物件A分析すると?

ここでFP・MBAの視点から今回の物件A考えてみます。

FPとしてまず確認したいのは「この毎月約2万5,000円負担を、投資家無理なく継続できるのか?」いう点です。

例えば現在問題なく支払えていたしても、

  • 結婚
  • 住宅購入
  • 子どもの教育資金
  • 転職
  • 独立
  • 収入減少

など、将来のライフイベントによって家計の状況変化します。

そのため、単純に「今払えるから大丈夫」判断するのではなくライフプランの中この投資保有し続けられるのか考える必要があります。

一方、MBAの視点では、単一の数字だけではなく、複数の要素を組み合わせて意思決定することが重要です。

今回であれば、「物件価格」、「利回り」、「融資条件」、「キャッシュフロー」、「資産価値」、「賃貸需要」、「出口戦略」を一つの投資判断として捉えます。

つまり、「月収支がマイナスだからダメ」でも、「ローン元本が減るからOK」でもない。いうことです。

「買える物件」「無理なく保有できる物件」違う

金融機関から融資受けられることとその物件長期間無理なく保有できること同じではありません。

物件Aではローン額2,760万円金利2.04%35年返済という条件設定されています。

しかし、サラリーマン公務員など側から考えれば「2,760万円借りられるか?」だけではなく、「毎月約2万5,000円の持ち出しを含めて、10年、20年と保有できるのか?」いう視点が必要です。

これはFPとして家計を見る視点と、MBAで学ぶ意思決定の考え方組み合わせたときに非常に重要になるポイントです。

物件A初期費用確認しておく

物件Aの初期費用も確認しておく

不動産投資では、物件価格だけ用意すれば購入できるわけではありません。

実際に提供された資料には、

  • 手付金:10万円
  • ローン額:2,760万円
  • 諸費用:110万円
  • 不動産取得税:13万円
  • 固定資産・都市計画税:7万円
  • 初期費用合計:120万円

記載されています。

ここで注目したいのが、資料「初期費用合計120万円」記載されていることです。

個別項目単純合計一致しない部分もあるため、実際契約する際には、「初期費用合計には何が含まれているのか」確認する必要があります。

資料数字そのまま受け取らず一つずつ確認する

これは今回の実践編読者ぜひ伝えたいポイントです。

営業資料シミュレーション資料には、投資判断必要な数字整理されています。

しかし、数字が書いてある=その数字確認しなくていいわけではありません

例えば、

  • その家賃は何を根拠としているのか
  • ローン金利はどの条件なのか
  • 初期費用には何が含まれているのか
  • 管理費や修繕積立金は今後どうなるのか
  • サブリース賃料の契約条件はどうなっているのか

などを確認すること重要です。

これは「A社の資料が間違っている」いう話ではありません。

投資家自身が契約条件を理解して判断するために必要な確認作業です。

ここまでのまとめ「月収支-25,196円」から何が分かるのか?

今回の物件Aでは、資料上月収支-25,196円です。

しかし、この数字だけ見て「この投資は失敗」判断することも「ローン元本が減るから問題ない」判断すること適切ではありません。

ここまで分析で重要なのは「利回りだけでは分からない」「キャッシュフローだけでも分からない」、そして「ローン返済だけでも分からない」いうことです。

では、最終的何を見る必要があるのでしょうか。

その答えが「出口戦略」です。

不動産投資は、買った瞬間終わる投資ではありません

・購入した物件を何年間保有するのか。

・その間にローン残高はいくらになるのか。

・そして、将来いくらで売却できるのか。

ここまで見て初めて投資全体評価できます。

物件A10年間保有したら収支どうなる?

ここまで確認した物件A月間キャッシュフローは、資料上▲25,196円です。

これを単純1年間考えると-25,196円 × 12か月=-30万2,352円となります。

では、10年間保有するとどうなるでしょうか。

10年間キャッシュフロー約302万円マイナス

同じ月間収支10年間続く仮定すると-30万2,352円 × 10年間=-302万3,520円なります。

つまり単純計算では10年間約302万円投資家自身負担することなります。

ただしここで忘れていけないのがローン元本返済です。

毎月ローン返済額91,996円には、利息だけではなく元本返済含まれています。

そのため、「10年間で約302万円のキャッシュフロー負担がある」という数字だけで、投資全体の損益判断することできません。

10年間ローン残高どこまで減る?

物件Aローン条件は、

借入額2,760万円
金利
2.04%
返済期間
35年
月額返済
約91,996円

です。

この条件で返済を続けた場合10年後ローン残高概算約2,160万円となります。

つまり、購入時借入額2,760万円から、「2,760万円-約2,160万円=約600万円程度ローン元本減少する計算なります。

10年間ローン残高どこまで減る?

物件Aローン条件は、

借入額2,760万円
金利2.04%
返済期間35年
月額返済約91,996円

です。

この条件で返済を続けた場合10年後ローン残高概算約2,160万円となります。

つまり、購入時借入額2,760万円から、「2,760万円-約2,160万円=約600万円程度ローン元本減少する計算なります。

キャッシュフロー マイナスローン元本減少分けて考える

ここで、非常に重要な関係見えてきます。

10年間キャッシュフローは、「約-302万円一方で、ローン元本は、「約600万円減少」します。

だからといって「600万円減ったから、約300万円儲かった」という単純な話ではありません。

ローン元本減少は、物件対する借入金減ったいうことです。

一方物件そのもの価値10年後いくらなっているか別問題です

つまり、「ローン残高」「物件の売却価格」セット考える必要があります。

10年後物件A売却したらどうなる?

ここからが、今回の記事最も重要出口戦略です。

物件A購入価格2,770万円です。

しかし、10年後2,770万円売却できるとは限りません

不動産価格は、築年数賃貸需要周辺相場金利市場環境などによって変化するからです。

そこで今回は、資料には記載されていない売却価格を、シミュレーション上仮定として設定します。

10年後売却価格4パターン考える

ケース10年後の売却価格
ケースA2,000万円
ケースB2,300万円
ケースC2,500万円
ケースD2,770万円

ここで重要なのは「いくらで売れるか」だけではありません。

「売却価格-ローン残高-売却費用」まで考える必要あります。

2,000万円売却した場合

まず、10年後物件A2,000万円売却したケースです。

10年後ローン残高約2,160万円とすると、「売却価格2,000万円-ローン残高約2,160万円」となります。

この場合、売却価格だけではローン完済できません。

つまり、「売却価格ローン残高下回る状態なります。

さらに、実際には売却時仲介手数料などの費用発生する可能性あります。

このケースでは、出口追加資金必要になる可能性あるため、かなり慎重考える必要があります。

2,300万円売却した場合

次に、10年後2,300万円売却できたケースです。

単純計算では、「2,300万円-約2,160万円=約140万円」です。

一見すると約140万円残るように見えます。

しかし、ここから売却時諸費用など考える必要あります。

さらに、10年間キャッシュフロー約302万円マイナスです。

したがって「2,300万円で売れたから利益が出た」とは判断できません。

ここが不動産投資難しいところです。

2,500万円売却した場合

では、10年後2,500万円売却できた場合どうでしょうか。

単純計算では、「2,500万円-約2,160万円=約340万円」なります。

ただし、これも実際の投資成果ではありません。

10年間キャッシュフロー購入時諸費用売却時諸費用税金など考慮する必要あるからです。

仮に10年間キャッシュフローだけを差し引くと、「約340万円-約302万円=約38万円」となります。

ただし、これはあくまで簡易的な比較です。

購入時諸費用税金実際売却費用など含めれば結果変わります。

だからこそ、「2,500万円で売却できれば約38万円儲かる」記事では断定しません。

購入価格と同じ2,770万円売却できたら?

では、最も分かりやすいケースです。

10年後購入価格同じ2,770万円売却できたとします。

「買った価格と同じだから、損はしない」考えるかもしれません。

しかし、これも正確ではありません。

売却時には費用発生する可能性あります。

さらに購入時にも諸費用かかっています。

そして、10年間キャッシュフロー約302万円マイナスです。

つまり、購入価格と同じ価格で売却できても、投資全体でプラスになるとは限らないということです。

ここは、初心者の方ぜひ理解していただきたいポイントです。

ワンルームマンション投資 出口戦略では「いくらで売れるか」だけでは不十分

不動産投資出口戦略では、単純に「10年後の売却価格」予想するだけでは足りません。

売却価格

まず、いくら売却できる可能性あるのか

ローン残高

売却時点ローンいくら残っているのか。

売却費用

仲介手数料など売却時どの程度費用かかるのか。

売却期間

希望する価格で、実際に売却できるまでどの程度期間必要なのか。

売却後の手残り

最終的に、ローン諸費用などを差し引いていくら手元残るのか。

この5つを考える必要があります。

なぜ国内ワンルームマンションでは出口戦略重要なのか?

ワンルームマンション投資考えるとき購入時利回り目が行きがちです。

しかし、国内の不動産投資では、「誰が将来その物件を買ってくれるのか」という視点重要です。

特に築年数が進めば、購入時とは違う条件売却考える必要あります。

築年数進む物件評価変わる

購入時には比較的新しい物件でも、10年20年保有すれば築年数進みます。

そのとき、

  • 建物の状態
  • 設備
  • 修繕状況
  • 周辺物件との競争
  • 賃料水準

などが売却時の判断材料になります。したがって購入時の条件が、そのまま10年後にも通用するとは限りません。

築古地方高利回り物件なら本当有利なのか?

ここで、今回の物件Aとは別のケース考えてみましょう。

例えば「物件A:表面利回り3.4%」に対して、「物件B:表面利回り8%」いう物件があったとします。

数字だけ比較すれば物件Bの方魅力的見えます。

しかし、物件B築古地方物件だった場合には、「なぜ8%なのか?」考える必要あります。

高利回りになる理由考える

利回り高い背景には、

  • 購入価格が低い
  • 家賃に対して価格が安い
  • 築年数が古い
  • 賃貸需要に不安がある
  • 修繕リスクが高い
  • 売却価格が低くなる可能性がある

など、さまざまな理由考えられます。

もちろん、築古・地方=悪い物件いうことではありません

地方でも駅周辺大学・病院などに近く安定した賃貸需要がある物件はあります。

重要なのは「高利回りだから買う」のではなく、「なぜ高利回りなのか」分析することです。

高利回り物件では「出口」先に考える

築古地方の物件検討する場合購入時利回りだけではなく売却時の需要まで考えておく必要あります。

将来購入するのか?

例えば投資家向け物件あれば、「次に購入する投資家は、その利回り魅力感じるのか?」という視点必要です。

また、居住用として売却するのであれば「実際住みたい考える人いるのか?」いう視点必要なります。

物件の価格周辺取引状況確認する際には、国土交通省「不動産情報ライブラリ」参考なります。取引価格地価公示など確認し現在物件価格周辺相場比較してみること重要です。

国土交通省「不動産情報ライブラリ」

高利回りでも売却できなければ出口苦しくなる

極端な話「利回り8%だから買いたい」いう人いても、「売りたいときに買いたい人がいないのであれば出口戦略難しくなります。

だからこそ利回りは「入口」の数字。出口では「需要」を見る。という考え方重要になります。

物件Aサブリース賃料どう考える?

今回の物件A資料には、サブリース賃料78,750円という条件記載されています。

サブリース設定されていることで、通常賃貸管理とは異なる収益構造になります。

しかし、「サブリースある空室リスク収支リスクなくなるわけではありません。

サブリースについては、契約内容確認したうえで投資全体収支考えること重要です。

サブリースリスクなくなるわけではない

サブリースあるからといって、「家賃収入永遠保証される」考えるのは適切ではありません。

実際の契約では、賃料改定など条件設定されている場合あります。

したがって、

  • 契約期間
  • 賃料
  • 賃料改定の条件
  • 解約条件
  • オーナー側の負担
  • 契約更新

などを確認する必要あります。

サブリース契約を利用する場合は、賃料だけでなく、契約期間や賃料改定、解約条件なども確認することが重要です。国土交通省も、サブリース事業に関する注意点を公表しています。

国土交通省「サブリース事業に関する情報」

サブリース賃料投資収益同じではない

今回資料では、サブリース賃料78,750円に対して、ローン返済91,996円管理費修繕積立金11,950円なっており資料上月収支-25,196円です。

つまり、「サブリースがあるから黒字になるわけではありません。

サブリース収益考える一つの条件であって、投資全体良し悪し決めるものではないのです。

節税できたお金10年間貯めると資産形成どう変わる?

ワンルームマンション投資では、一定の条件のもとで所得税住民税負担軽減されるケースあります。

ただし、節税できた金額を「そのまま投資利益」と考えるのは注意必要です。

重要なのは節税によって生まれた資金その後どう活用するかです。

例えば節税分使わず10年間貯めたり必要に応じて繰上返済など充てたりすることで将来ローン残高資産形成影響与える可能性あります。

そこでここでは「節税できたお金を貯める」いう視点からワンルームマンション投資資産形成考えてみます。

節税効果そのまま利益ではない

節税によって税負担軽減されたとしても、それ自体不動産投資利益なるわけではありません。

重要なのは節税によって生まれた資金どう使うかです。

節税分10年間貯める元本返済後押しできる

例えば仮に年間10万円節税効果得られたとします。

これ10年間そのまま貯めれば10万円 × 10年 =100万円です。

さらにその資金一定期間ごとに繰上返済充てることができればローン元本減少早め将来ローン残高抑えられる可能性あります

つまり、

節税

手元資金の確保

資金を貯める

繰上返済

ローン元本の減少を加速

出口戦略の選択肢を広げる

という流れです。

ただし節税=繰上返済」とは限らない

ここは重要です。

繰上返済には、金融機関ごとに条件手数料などある場合あります。また、手元資金をすべて繰上返済回すと空室修繕など突発的支出対応できなくなる可能性あります。

そのため、節税分をすべて繰上返済するのではなく、手元資金を確保したうえで、どの程度を返済に回すかを考えるという設計必要です。

💡FP・MBAの視点

ここが今回の記事かなり重要なところです。

「節税できた」だけでは資産形成は進みません。

節税によって生まれた資金を、「使うのか」、「貯めるのか」、「運用するのか」、そして「繰上返済するのか」によって、10年後資産状況変わります。

不動産投資単体見るのではなく、「不動産投資+節税資金の再活用まで含めて家計全体設計することで、より現実的資産形成シミュレーションなります。

物件Aシミュレーションから見えてきたこと

ここまで、物件Aについて物件価格融資条件家賃管理費修繕積立金毎月のキャッシュフローローン残高将来の売却価格など確認してきました。

その結果物件A表面利回りだけを見ると約3.41%ですが、実際月間キャッシュフロー▲25,196円なっています。

一方でローン返済には元本部分含まれているため毎月持ち出しだけで投資全体成果判断することできません。さらに、10年後売却価格ローン残高によって、最終的資産形成結果変わってきます。

つまりワンルームマンション投資では、「利回りが何%なのか」「毎月いくら残るのか」という一つの数字だけでは、投資の全体像判断できないいうことです

ここでは今回シミュレーション通して見えてきたポイントを整理し物件購入する前に、どの数字どのような視点確認すべきなのか考えていきます。

面利回り約3.41%

年間家賃94万5,000円物件価格2,770万円割ると表面利回り約3.41%です。

資料上月間キャッシュフロー▲25,196円

ローン返済管理費修繕積立金など考慮すると資料上月▲25,196円なっています。

10年間では約302万円キャッシュフロー負担

同じ条件続く仮定すると10年間約302万円持ち出しになります。

一方ローン残高減少する

10年間の返済によってローン元本減少するためキャッシュフローだけで投資成果判断することできません。

最終的には売却価格大きく影響する

10年後いくらで売却できるかによって、最終的投資成果大きく変わります。

ワンルームマンション投資は「入口保有出口」で判断する

ワンルームマンション投資は、購入時の価格利回りだけで判断するのではなく、購入保有売却まで一つの投資として考えること重要です今回の物件Aでも、月間キャッシュフローだけでなく、ローン残高将来の売却価格によって結果変わります。ここでは「入口保有出口」の3つの視点から、投資全体考えていきます。

入口いくらで買うのか?

物件価格利回り融資条件購入時諸費用確認します。

保有無理なく持ち続けられるのか?

毎月キャッシュフロー金利空室修繕家賃など確認します。

出口いくらで売れるのか?

将来の売却価格ローン残高売却費用売却需要確認します。

この3つを合わせて「この物件は自分の資産形成に適しているのか?」判断します。

FP・MBAとして考えるワンルームマンション投資

今回のシミュレーション私が特に重要だと考えるのは、一つの数字だけ投資判断しないことです。

FPの視点では、「この投資をしても、将来の生活資金に無理が生じないか?」考えます。

一方、MBAの視点では、「複数の条件を整理し、リスクとリターンを比較したうえで意思決定できているか?」考えます。

つまり、「利回りだけでも」、「月間キャッシュフローだけでも」、「年収だけでも」ありません。

物件融資家計保有期間出口戦略一つの意思決定として考える必要あります

そして、私が不動産投資分析するとき重視したいのは、「買える物件なのか」ではなく、「最後まで保有・売却できる物件なのか」いう視点です。

まとめ不動産投資「利回り」で買うのではなく「出口まで」考える

今回、実際の物件資料匿名化し、物件Aとしてシミュレーションしました。

物件Aは

物件価格2,770万円

ローン2,760万円

金利2.04%・35年

月額賃料78,750円

という条件です。

そして、資料上月間キャッシュフローは、「▲25,196円」なっています。

この数字だけ見ると投資不安感じるかもしれません。

しかしローン元本減少あるためキャッシュフローだけで投資全体判断することできません。

さらに、10年後売却価格によって結果大きく変わります。

だからこそ、不動産投資では、「入口保有出口」3つ一つの流れとして考える必要あります。

特に築古地方など高い利回り提示されている物件では、「なぜ高利回りなのか?」だけでなく、「将来その物件買うのか?」まで考えてみましょう

投資用マンションについては、将来利益不確実なまま断定するような説明注意する必要があります国土交通省も、投資用マンションの勧誘について注意を呼びかけています。

国土交通省「投資用マンションについての悪質な勧誘電話等にご注意ください」

ワンルームマンション投資シミュレーション迷ったら

実際に物件を紹介されると、「この利回りなら良い物件なのでは?」「毎月の赤字は問題ないの?」「ローンを返済していけば資産になるの?」、そして「10年後に売却できるの?」と、さまざまな疑問出てくると思います。

不動産投資は、大きな金額長期間にわたって運用することになります。

だからこそ購入決める前に、一度数字整理してみること重要です。

MBA・FPオフィスALIVEでは、物件そのもの「買う・買わない」決めつけるのではなく、「利回り」、「キャッシュフロー」、「融資条件」、「家計への影響」、「ローン残高」、「出口戦略」などを整理しあなた自身資産形成合っているのか考えるサポート行います。

営業担当者から物件提案された方へ

「営業担当者からシミュレーションをもらったけれど、数字の見方が分からない」という方は、資料一つずつ確認してみましょう。

毎月赤字になる物件検討している方へ

毎月キャッシュフローマイナスだからといって必ずしも投資として成立しないとは限りません。

一方で赤字軽視することできません。

キャッシュフローローン元本物件価値出口合わせて考えること重要です。

第三者視点から物件確認したい方へ

物件販売する立場とは異なる視点から、投資判断一度整理してみる方法あります。

「買えるか」ではなく、「自分に合っているか」。

この視点から、不動産投資考えてみてはいかがでしょうか。

ワンルームマンション投資判断迷っていませんか?

物件資料利回りキャッシュフローだけで判断せず「入口・保有・出口」まで含めて、一度整理してみませんか?

MBA・FPオフィスALIVEでは、ワンルームマンション投資はじめとする資産形成について、FP・MBAの視点からご相談お受けしています。

▼ ワンルームマンション投資・資産形成についてお問い合わせ

お問い合わせはこちら

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


関連記事

アクセルファクターバナー広告

お問い合わせ