外貨預金 vs オフショア投資: 賢い資産運用を選ぶための比較ガイド~MBA取得のファイナンシャルプランナーが解説
MBA・FPオフィスALIVE代表の國弘泰治です。
今まで記事を書いてみて「オフショア投資をするって拠出金額って高いんでしょ?」って思う人も居るのではないでしょうか?
確かに思っていて当然です。
今回はオフショア投資と外貨預金の比較について説明していきます。
目次
オフショア投資の拠出金額は高いのか??
先ほど言ったように「オフショア投資をするには多額の資金が必要でないか」と考える人も多いのではないでしょうか?
このように思ってしまうのは自然なことです。
今回はオフショア投資が外貨預金の見直しになるのかについて解説していきます。
外貨預金とは
新NISAと併用する金融商品の中では人気が高い商品です。
外貨預金とは日本円を外貨に換えて預ける預金のことで、日本では特に外貨定期預金が一般的です。
それでは外貨預金とオフショア投資の違いについて説明します。
外貨預金とオフショア投資の共通点と違い
今回、なぜオフショア投資と外貨預金と比較した経緯は、オフショア投資にも一括でできるような商品があるからです。
まず両社の共通点として以下のものがございます。
- 元本保証がない
- ペイオフがない
ただ外貨預金の場合はリスクの割に金利が低いと思われがちですが、実際には金利が高いものもございます。
例えばソニー銀行のものですと10000ドルを8%の外貨定期預金に半年間預けたとしましょう。
ただし、8%の金利には20.315%の所得税の雑所得が掛かり、実質6.374%の金利となります。
10000ドル×6.374×(2分の1)=318.70ドル
なぜこのようになるかというと日本の税金が掛かるからです。
オフショア投資の場合
オフショア投資も同じ条件で計算しましょう。
ただしオフショア投資の場合は年金利なので、仮に半年金利とした場合で求めます。
10000ドル×8%×(2分の1)=400ドルです。
「なぜこんなに違うのか」「税金無しで計算しているのでは?」と思う人も多いかと思いますが、オフショア投資の場合、日本の税金は運用期間中は適用されないからです。
多くのタックスヘイブンの国では日本に住んでいる方について説明するとタックスヘイブンの国や地域の非居住者になるので税金が0になることが多いからです。
ただし、満期であったり資金が必要になったからといった理由で海外から自分の銀行口座(三菱UFJ銀行など)へ送金したいとなれば日本の税金が掛かる点は考慮する必要があります。
まとめ
以上のように、半年間の計算でも外貨預金の金利は3.187%、オフショア投資の金利は4%と約0.8%、オフショア投資の方が利回りの方が高くなります。
仮に1ドル150ドルで計算すると、60000円-47805円=12195なので1年で約1.2万円はオフショア投資の方が多くなるということです。
外貨預金とオフショア投資は両方とも複利で運用できますが、利回りの点ではオフショア投資の方が高いと言えるでしょう。
理由は、外貨預金に合わせて説明しているので外貨預金についての説明の場合、半年のキャンペーン金利での説明なのでそれ以降はオフショア投資より外貨預金の方が低いのではと考えられます。
それに対してオフショア投資は実際は年利8%あたりです。
オフショア投資の場合、変額タイプの積立投資の金融商品については代理店の運用実績次第ですが、年平均10%を超える場合もございます。
それに対して外貨預金はソニー銀行のものを説明するともう半年は金利も違ってきます。
外貨預金については2024年の6月までのものであればもう半年は5.1%となるので5.1%×(2分の1)×20.135%となるので実質2.053%となりますのでキャンペーン金利と併せると約5.2%となると考えられますので、利回りの面ではオフショア投資の方が勝っており、更には複利で運用されるのでその点を考えると大きく違ってきます。
オフショア投資については金融機関によりますが一括で出来るものについては、沢山ラインナップされています。
一括系のオフショア保険以外にもオフショア資産管理口座やファンド会社のものまでございます。
まずは入る前に考え直すことも重要です。
外貨預金に入っている人については、満期の解約返戻金の見直しにもつながるかと考えております。
この記事について詳しく聞きたいや同じ投資金額で解約返戻金を多くしたいと考えている人が居ましたら、以下のアドレスまでご連絡お願い致します。
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