証券担保ローンとは?中小企業が株を売らずに資金調達する方法と注意点を解説
証券担保ローン 掛け目の仕組みとは?評価割合の基本と注意点を徹底解説!
「証券担保ローンの掛け目って聞いたことあるけど、実際どんな意味?」「借入できる金額はどうやって決まるの?」そんな疑問をお持ちの方に向けて、今回は「掛け目」の基本から注意点まで、わかりやすくお伝えします。この記事を読めば、証券担保ローンの仕組みがグッと身近になりますよ。
証券担保ローン 掛け目とは?基本的な仕組みをおさらい
証券担保ローンとは、自分が保有している株式や投資信託などの有価証券を担保にしてお金を借りる仕組みのことです。金融機関にとっては、万が一返済が滞った場合でも担保である証券を処分できるため、比較的低金利で借入が可能になることが多いんですね。
融資額は担保となる証券の価値に応じて決まりますが、その評価方法として使われるのが「掛け目」です。
掛け目とは?資産評価に使われる重要な指標
証券担保ローンを利用するうえで、最も重要なキーワードのひとつが「掛け目(かけめ)」です。この掛け目が、あなたが実際にいくらまで借りられるかを左右する大きなポイントになります。「時価100万円の株が担保なら、100万円借りられるでしょ?」と思っていませんか?実はそう単純ではありません。ここでは、掛け目の基本的な考え方や役割について、わかりやすく解説していきます。
掛け目の定義と役割
掛け目とは、金融機関が担保となる証券をどれくらいの割合で評価するかを示す係数のことです。たとえば、時価100万円の株式に掛け目70%が設定されていた場合、担保評価額は70万円になります。
この評価額をベースに、実際の借入可能額が決まってくるというわけです。
時価の何割が評価されるのか?
掛け目の割合は、証券の種類や金融機関ごとのリスク評価によって異なりますが、一般的には以下のような水準が目安です。
- 上場株式:60〜80%
- 投資信託:50〜70%
- 国債などの債券:80〜95%
リスクが高いほど掛け目は低く、リスクが低いほど高くなる傾向があります。
LTV(Loan to Value)との違い
LTV(ローン・トゥ・バリュー)は、不動産担保ローンなどで使われる指標で、「融資額 ÷ 担保価値」で計算されます。掛け目は「担保価値 × 掛け目率」で評価額を算出する点で、少し違いますが、どちらも融資判断の重要な材料です。
金融機関ごとの掛け目の違い
実は、掛け目の設定は各金融機関によって異なります。ある銀行では同じ株式に70%の掛け目が設定される一方で、別の証券会社では60%と評価されることもあります。
また、同じ証券でも時価総額や業種、ボラティリティによって異なる掛け目が設定されるケースもありますので、複数の金融機関を比較することが重要です。
どんな証券が高い掛け目を得られるのか?
証券担保ローンでは、同じ金額の資産を持っていても、証券の種類によって借りられる金額が大きく変わります。これは「掛け目」の違いによるもの。では、どんな証券が高い掛け目を得られるのでしょうか?ここでは、上場株式、投資信託、債券などの代表的な証券を比較しながら、掛け目が高く評価されやすい条件について解説していきます。資産を効率よく活用するためのヒントが見つかるはずです。
上場株式 vs 投資信託 vs 債券
掛け目が高く設定されやすいのは、価格が安定しており流動性の高い証券です。
- 上場株式:企業の信用力や株価の安定性による。大型株ほど有利です。
- 投資信託:分散投資されているものほどリスク低減効果があり、高めの掛け目が設定される場合もあります。
- 債券:特に国債はリスクが極めて低いため、掛け目も90%以上と高めです。
信用力と流動性が与える影響
証券の信用力(発行体の信用度)や市場での流動性が、掛け目に大きく影響します。日々の取引量が少ない銘柄や、企業の信用力が不安視される場合は掛け目が低めになる傾向があります。
掛け目による借入可能額のシミュレーション
証券担保ローンでは、保有している証券の時価そのままが借入額になるわけではありません。実際には「掛け目」によって評価額が決まり、それをもとに借入可能額が算出されます。では、具体的にどのくらい借りられるのか?ここでは、実際の数字を使ってシミュレーションを行い、証券の種類や掛け目によってどのように借入可能額が変わるのかを見ていきましょう。
【例】
→評価額は300万円 × 0.7 = 210万円
実際の融資限度額は、この評価額をもとに金融機関が判断します。なお、利息や返済計画なども考慮されますので、必ずしも満額借りられるわけではありません。
掛け目とリスク管理|ロスカットとの関係
証券担保ローンを活用するうえで見落としがちなのが、掛け目とリスク管理の関係です。証券の価格が変動すれば、掛け目に基づく評価額も変動し、それがロスカット(強制売却)やマージンコールの引き金になることも。安心して資金を借り入れるためには、このリスクの仕組みをしっかり理解しておくことが不可欠です。ここでは、掛け目が下がるリスクや、ロスカットが発生するメカニズムについてわかりやすく解説します。
掛け目の引下げリスク
証券価格が大きく下がると、担保評価額が下がり、掛け目も引き下げられることがあります。これにより、追加の担保差し入れや早期返済を求められる「マージンコール」が発生することもあります。
証券価格が下がった場合の対応
- 追加担保の差し入れ
- 一部返済による調整
- 証券の一部売却による担保補填
こうしたリスクに備えて、証券価格が大きく変動する場合の対応策をあらかじめ金融機関と相談しておくと安心です。
証券担保ローン利用時の注意点とチェックリスト
手元の資産を活用して資金調達ができる便利な仕組みですが、安易に利用すると思わぬリスクを抱えることにもなりかねません。特に「掛け目」や「ロスカット」など、証券特有のリスクを正しく理解しておくことが重要です。ここでは、証券担保ローンを安全かつ賢く利用するために押さえておきたいポイントと、事前に確認すべきチェックリストをご紹介します。
- 証券の価格変動リスクを理解しておく
- 掛け目の変更があることを把握する
- ロスカットの条件を確認しておく
- 金利や手数料などのコストも比較する
- 信用力の高い証券を選ぶ
証券担保ローンは資産を有効活用できる便利な手段ですが、掛け目という独自の評価ルールをしっかり理解しておくことが、賢く活用するコツです。
以上、証券担保ローンの掛け目について解説してきました。掛け目はただの数値ではなく、あなたの借入可能額やリスク管理に大きく関わる重要な要素です。証券担保ローンを検討されている方は、ぜひこの掛け目の考え方をしっかり押さえておいてくださいね。
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